お正月に食べるお餅は、つきたてのものが一番おいしいですが、なかなか食べきれないこともありますよね。
そんなとき、お餅を冷凍すると便利です。でも、冷凍したお餅はどのくらい保存できるのでしょうか？
また、お餅をおいしく食べるには、どうやって解凍すればいいのでしょうか？今回は、
美味しい保存方法はあるの？
調べて見ました。
餅の冷凍保存期間はいつまで？
冷凍した餅の賞味期限は一般的に6か月ぐらいですが、この期間内にたべると風味や食感がほとんど変わらず楽しめます。
ただし、6か月を超えると餅が硬くなったり、べたついたり、色が変わる可能性があります。
これは餅内のでんぷんや水分が変化するためです。
冷凍すると、餅の中のでんぷんが水分を放出し、元の粒子状に戻ろうとして硬くなります。
同時に、餅の水分は氷晶になり、細胞を破壊して水分の移動を促進するなど、餅の品質を低下させます。
これがべたつきや変色の原因になります。
6か月を目安にしていますが、冷凍した餅の賞味期限は冷凍庫の条件や餅の性質によって変動します。
冷凍庫の温度や湿度が低いほど、餅の劣化は遅くなります。
また、餅の量や種類、保存方法も影響します。
適切な庫内の管理や保存方法があれば、6ヶ月を超えても食べられる場合もあります。
食べる際は目で確認し、においを嗅いで、味を確かめることが重要です。
ただし、おいしさが低下する可能性が高いので注意が必要です。
餅の美味しい保存方法はあるの？
① 餅を1個ずつラップに包みます。ラップはしっかりと巻いて、空気が入らないようにします。
空気に触れると、餅が乾燥したり、酸化したりしてしまうためです。
②ラップに包んだ餅を保存容器に入れます。容器は、密閉できるものを選びます。
容器には、餅の種類や冷凍した日付を書いておきます。
餅の種類や冷凍した日付を書くと、解凍するときに便利ですよ。
➂ 保存容器に入れた餅を冷凍庫に入れます。庫内の温度は、-18℃以下に設定します。庫内の温度が高いと、餅の品質が低下します。
餅の解凍方法は？
•解凍せず、そのまま鍋に入れる。
•自然解凍では、冷蔵庫で数時間程度餅を置くだけでOK。解凍後も冷凍前と同じ美味しさを維持し、素早く調理に活用できる。
•電子レンジ（時間短縮を図りたい場合）
オーブン用シートを敷いた耐熱皿に餅をのせ、ラップを使わずに加熱するともっちりとした食感が楽しめる。（ただし、餅の種類によって加熱時間が異なるため、膨らんできたら加熱を停止させると良い。）
•水に浸けて電子レンジで加熱すると、より柔らかい仕上がりに。
•トースターやフライパンで、焼く。
餅は なぜ冷凍しても美味しいのか？
おもちを冷凍しても、水分のバランスが崩れにくいので。
おもちの水分量は低いため、おもちを作るときに、もち米に水を加えて蒸しますが、その水分量は、もち米の重量の約1.5倍程度です。
つまり、おもちの水分量は、約60%になります。一方、普通のご飯の水分量は、約70%です。
水分量が高いと、冷凍するときに氷晶ができやすくなります。
氷晶は、食品の細胞を破壊したり、水分の移動を促したりして、食品の品質を低下させます。
けど、おもちの水分量は低いので、氷晶の影響を受けにくいのです。
まとめ
餅の冷凍保存期間はいつまで？
冷凍した餅の賞味期限は一般的に6か月と言われていますが、この期間内に摂取すると風味や食感がほとんど変わらず楽しめます。
美味しい保存方法はあるの？
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