軟式野球部での活動と実績
織田翔希選手は中学3年生の夏に開かれた全国中学校軟式野球大会に出場。
ここで最速143km/hの速球を記録し、一躍全国レベルの投手として注目を集めました。
軟式にもかかわらずこの球速は非常に高く、多くのスカウトや関係者の目を引きました。
防御率は約3.18で、2試合に先発登板し計5回2/3イニングを投げました。
被安打は4、奪三振は9と高い奪三振率を誇り、与四球はわずか2つと良好な制球力も評価されました。被本塁打は0で、安定感あるピッチングが光りました。
出典元:一球速報.com「北九州市立足立・富野中学校 チームメンバー」
打者としての側面
投手としてだけでなく、打者としての実績もあります。
全国大会の2試合で打率は約.429を記録し、特に1試合目では3打数2安打(うち1本塁打)をマーク。
出典元:一球速報.com「松本国際中学校 vs 北九州市立足立・富野中学校 ボックススコア」(第45回全国中学校軟式野球大会, 2023年8月19日, 高知市総合運動場野球場)
中学軟式球ながらも長打力を持つ打者としての一面もあり、4番打者としてチームの攻撃をリードしました。
球歴と投球の特徴
織田翔希選手は小学1年生から野球を始め、中学3年生から本格的に投手へ転向しています。
軟式球の特徴を活かし、柔軟でしなやかな投球フォームを作り上げました。これによりケガのリスクを抑えつつ、徐々に球速アップを達成。
中学時代の投球スタイルは速球中心で、変化球はスライダーやカーブが主体。
全国大会では140km前後の速球に変化球を織り交ぜ、相手打線を封じ込めました。
なぜ硬式に移行せず軟式だったのか
推測ですが、織田選手が中学時代に軟式野球を選んだのは、ケガのリスクを避けるためだったと考えられています。
もともと背が高く細身だったため、成長期に無理をすると故障につながりやすく、その点で「体に負担をかけにくい軟式」が適していたのです。
また、地域に硬式クラブチームが少なかったことや、家庭の生活・学業との両立も影響した可能性があります。
全国大会での印象
全国大会での活躍は、織田選手の自信と精神面の強さを育てる場にもなりました。