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山本由伸ワールドシリーズMVPの賞金は?金額・副賞・ボーナスまとめ

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2025年のワールドシリーズでMVPに輝いたロサンゼルス・ドジャースの山本由伸選手。

3勝、防御率1.02という圧巻の成績に加え、休養なしでの連投という常識外れの活躍で、全米にその名を刻みました。

そんな中、注目を集めているのが「MVPの賞金っていくらもらえるの?」という素朴な疑問。

実はNPB(日本プロ野球)とは違い、MLBでは少し複雑な仕組みで報酬が支払われるんです。

この記事では、MVPとしての賞金の内訳、副賞の内容、そして山本由伸選手の活躍がどれほどすごかったのか、その“すごさの意味”まで、わかりやすく解説していきます。

この記事でわかること

  • 山本由伸選手が受け取ったMVP報酬の金額と内訳
  • 賞金の源となるポストシーズン賞金プールの仕組み
  • Chevroletから贈られた副賞の詳細
  • 松井秀喜選手・ランディ・ジョンソンとの比較から見る歴史的価値
  • アウェイ3勝・連投という異例のMVP評価

山本由伸ワールドシリーズMVPの賞金は?

2025年のワールドシリーズでロサンゼルス・ドジャースを2年連続優勝に導いた山本由伸選手。

ここからは、山本由伸選手が今回のワールドシリーズMVPとして受け取った報酬や、その背景となる仕組みについて詳しく見ていきましょう。

ワールドシリーズMVPに直接の賞金はあるのか?

意外かもしれませんが、MLBではワールドシリーズMVPだからといって、特別な賞金が支給されるわけではないんです。

NPBでは“シリーズMVP賞金”として明確な金額が用意されていますが、MLBは少し異なり、MVPは名誉の象徴という位置づけ。

その代わり、ポストシーズン全体の収益から分配される賞金プールの中で、優勝チームの選手として報酬が得られるという仕組みになっています。

つまり、山本由伸選手の「MVPボーナス」は“実質的な意味での報酬”であって、「MVPになったから◯万ドル!」というものではないんですね。

ポストシーズン賞金プールの仕組みと金額の内訳

では、実際にどれくらいの賞金が動いたのでしょうか?

2025年シーズンのポストシーズン収益プールは、観客動員や放送権収入の増加もあり、過去最高の1億2,910万ドル(約197億円)に達しました。

このプールが以下のように各チームに分配されます。

ドジャースはこの36%を、選手・コーチ・スタッフ間で“フルシェア”と呼ばれる単位に基づいて配分。

2025年、ドジャースは79フルシェアを設定しており、1フルシェアあたりの金額は47万7,441ドル(約7,300万円)と報じられました。

当然、山本由伸選手のような主力選手にはフルシェア相当が支給されたと考えられ、これがMVPとしての“実質的な賞金”となります。

山本由伸ワールドシリーズMVPの金額・副賞・ボーナスまとめ

ここでは、具体的な金額の手取りや、贈られた副賞の内容を分かりやすく整理してお伝えします。

フルシェア報酬の手取り額はいくら?税引き後も注目

山本由伸選手が受け取ったと推定される1フルシェアの報酬額は47万7,441ドル(約7,300万円)です。

ただし、これは支給額であって、そのまま全額が本人の手元に残るわけではありません

アメリカでは所得税が高く、特にカリフォルニア州は州税率が全米でもトップクラス。

そのため、以下のような税金が差し引かれます。

  • 連邦所得税:約37%

  • カリフォルニア州所得税:約13%

  • その他手数料等:数%(代理人契約など)

これらを考慮すると、手取りは約60〜70%程度、つまり約4,800万円前後と推定されます。

それでも一夜でこれだけの金額を得るわけですから、まさに夢のような報酬ですよね。

ちなみにこれはあくまでボーナスであり、山本由伸選手の年俸(12年総額3億2,500万ドル契約、年平均約2,700万ドル)とは完全に別枠です。

副賞のChevrolet車とその市場価値は?

ワールドシリーズMVPには、毎年Chevrolet(シボレー)社から新型車が贈られるのが恒例となっています。

2025年、山本由伸選手に贈られたのは2025年モデル Chevrolet Suburban High Country(ハイカントリー)トリム の特別仕様車。

ドジャースの青と白を基調としたカスタムラッピング(ロゴ入りホイール、MVPエンブレム)が施され、市場価値は以下の通りです。

項目
詳細
市場価値(USD)
ベースモデル
6.2L V8エンジン、420馬力、10速AT、4WD
約80,000ドル
特別仕様
ドジャースカラーエクステリア、プレミアムレザーインテリア(Yamamotoシグネチャーステッチ)、先進安全装備(自動ブレーキ、360度カメラ)
+10,000-15,000ドル
総額
フルオプション込み
約95,000ドル(約1,450万円、1ドル=153円換算)

過去MVPとの比較で見る異例の評価

山本由伸選手の2025年ワールドシリーズMVP受賞は、単なる好成績にとどまらない“歴史的な快挙”として、多くの野球関係者から絶賛されています。

というのも、このMVPには、過去の受賞者との比較で見ても「異例づくし」の要素が詰まっているんです。

ここでは、過去の日本人受賞者やレジェンド投手と比較しながら、山本由伸選手の偉業がどれほど特別だったかを掘り下げます。

松井秀喜やランディ・ジョンソンとの共通点と違い

山本由伸選手は、日本人として2人目のワールドシリーズMVPとなりました。

最初の日本人受賞者は、2009年のニューヨーク・ヤンキース在籍時にMVPとなった松井秀喜選手。

松井秀喜選手は打者として、最終戦で6打点を挙げる爆発で評価されました。

一方、山本由伸選手は先発とリリーフの両方で登板し、3勝を記録

これは2001年のアリゾナ・ダイヤモンドバックス時代にランディ・ジョンソン投手が成し遂げた“Game 6→Game 7連投でMVP”と非常に近いものがあります。

ただ、ここで注目すべきは時代背景の違い

現代MLBは「投手保護」が徹底されており、中4〜5日が常識。

そんな中で、山本由伸選手はほぼ休養ゼロで2連投し、Game7でリリーフとして完璧なピッチングを披露したのです。

この点で、山本由伸選手の評価は“ジョンソン以来の快挙”でありながらも、「今の時代でこのスタイルが成立した」という意味で、さらに異例だと言えます。

3勝&連投がいかに歴史的かを解説

シリーズで3勝を挙げた投手は、MLBの長い歴史の中でも数えるほどしかいません。

特に、「Game 6で先発→Game 7でリリーフ」という流れで連勝を挙げた投手は、過去100年以上でわずか4人しか存在しません。

その中には、2001年のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)、1946年のハリー・ブリークリーン、1925年のレイ・クレマーといった伝説的な存在が名を連ねています。

そして、2025年に山本由伸選手が4人目としてその仲間入りを果たしたのです。

また、山本由伸選手はその3勝すべてをアウェイ(敵地)で挙げたという点でも史上初の記録を打ち立てました。

これは、単なる技術やスタミナだけでなく、「完全アウェイの重圧下で結果を出せるメンタルタフネス」を兼ね備えた証とも言えます。

こうした記録と記憶の両方に残るパフォーマンスが、山本由伸選手のMVP受賞をより特別なものにしているのです。

まとめ

ここまで『山本由伸ワールドシリーズMVPの賞金は?金額・副賞・ボーナスまとめ』と題してお送りしました。

山本由伸選手の2025年ワールドシリーズMVP受賞は、単なる個人栄誉ではなく、MLBの歴史に残る大記録となりました。

賞金の金額以上に、そのパフォーマンスと影響力は“価値ある快挙”だったと言えるでしょう。

今回の記事を振り返ると、

  • MLBではMVPに直接の賞金はなく、ポストシーズン賞金プールから報酬が支払われる

  • 山本由伸選手はフルシェア約7,300万円(手取り約4,800万円相当)を獲得

  • 2025年モデル Chevrolet Suburban High Country(ハイカントリー)トリム の特別仕様車が副賞として贈呈された

  • 過去のMVP(松井秀喜・ランディ・ジョンソン)と並ぶ、歴史的な評価を獲得

  • “3勝&連投”という異例の登板で「今のMLBで最もタフな投手」として印象づけた

ドジャースの一員として2年連続の世界一に貢献し、日本とアメリカ両方の野球ファンに夢と誇りを与えた山本由伸選手。

これから先のキャリアでも、今回のような伝説的活躍が再び見られることを期待せずにはいられませんね。