16動物診断とMBTI診断の違いとは？対応表でわかる性格タイプ一覧

16動物診断の対応表でわかる性格タイプ一覧

16動物診断では、MBTIの16タイプを「動物の性格」に置き換えることで、個々の特徴をわかりやすく表現しています。

診断サイトによって多少の違いはありますが、どれもMBTIライクな4軸構造をベースにしており、動物ごとに人間の行動傾向や価値観を象徴させているのが特徴です。

ここでは、代表的な動物タイプと性格傾向を一覧で紹介します。

動物ごとのタイプと特徴

16動物診断の魅力は、「性格を感覚的に理解できる」点です。

たとえばリーダー気質のENTJタイプはライオン、感受性豊かなINFPタイプはウサギといった具合に、動物の性質をそのまま人の行動パターンに重ね合わせています。

以下は、複数の16動物系診断の傾向をゆるくまとめた一例です（サイトによってかなり差があります）。

MBTIタイプ	動物タイプ（例）	主な特徴
ENTJ	ライオン／シャチ	強いリーダーシップ、戦略的思考
ENFP	オウム／ゾウ	社交的で創造的、周囲を明るくするムードメーカー
INFJ	フクロウ／オオカミ	洞察力が深く、理想を大切にする哲学タイプ
INFP	ウサギ／アルパカ	感受性豊かで思いやりがある理想主義者
ESTJ	ライオン／クマ	現実的で責任感が強いリーダータイプ
ISTJ	カメ／モグラ	堅実で信頼性が高く、努力を惜しまないタイプ
ESFP	イヌ／アヒル	明るくフレンドリーで、社交性が高いタイプ
ISFP	ウサギ／リス	芸術的で感受性が高く、穏やかな平和主義者
INTJ	ワシ／ユニコーン	冷静で戦略的、完璧主義な実力者
INTP	フクロウ／カラス	知的好奇心旺盛で理論派、独自の世界観を持つ
ENTP	キツネ／オウム	柔軟で発想力豊か、討論好きな革新者
ENFJ	ウマ／イヌ	他者思いでリーダーシップもあるカリスマタイプ
ISTP	ネコ／チーター	観察力が鋭く、自立した職人肌タイプ
ESTP	トラ／オオカミ	行動的で挑戦を恐れないアクティブタイプ
ISFJ	コアラ／キリン	思いやりがあり、人を支える縁の下の力持ち
ESFJ	パンダ／ウマ	協調性が高く、人間関係を大切にするタイプ

※あくまで「よくある一例」であり、公式な共通規格ではありません。

各動物タイプの性格傾向と強み

動物タイプごとに「得意分野」が違います。

動物の性質を比喩として使うことで、「論理的／感情的」「外向的／内向的」といった抽象的な概念がイメージしやすくなり、難しい性格理論も直感的にとらえやすくなります。

SNSでも「自分はフクロウだった」「友達がライオンで、まさにボス気質」といった投稿が多く、結果をきっかけに自分や他人の行動パターンを振り返る人が増えています。

MBTI診断の対応表でわかる性格タイプ一覧

MBTI診断は「16動物診断」の基盤となる性格理論で、個人の認知パターンや行動傾向を4つの指標の組み合わせで示すものです。

動物診断よりも理論寄りで、「どう考えるか」「どう決めるか」「どう行動するか」といったプロセスに焦点を当てています。

ここでは、MBTI16タイプそれぞれの特徴を簡潔に整理し、16動物診断とのつながりも紹介します。

MBTI16タイプの意味と概要

MBTIは、以下の4つの軸を組み合わせて構成されています。

• E（外向）／I（内向）：関心・エネルギーの向く方向
• S（感覚）／N（直観）：情報の受け取り方
• T（思考）／F（感情）：判断基準の傾向
• J（判断）／P（知覚）：行動や生活スタイルの違い

これらを掛け合わせると、次の16タイプに分類されます。

タイプ一覧とざっくりした呼び名・特徴

タイプ	名称（一般的な呼称）	主な特徴
ISTJ	管理者タイプ	責任感が強く、計画的で安定志向
ISFJ	献身的サポーター	思いやり深く、他者を支えるタイプ
INFJ	理想的カウンセラー	洞察力があり、内省的で理想を重視
INTJ	戦略的プランナー	論理的で長期的ビジョンを持つ
ISTP	実践的クラフター	柔軟で現実的、問題解決に強い
ISFP	芸術的アーティスト	感受性豊かで穏やか、感情を大切にする
INFP	理想主義ドリーマー	感情に敏感で、人を思いやる理想家
INTP	分析的シンカー	探究心旺盛で独創的なアイデアマン
ESTP	行動的チャレンジャー	エネルギッシュで即断即決型
ESFP	ムードメーカー	明るく社交的、人を楽しませるのが得意
ENFP	情熱的クリエイター	想像力豊かで自由を好む発想型
ENTP	柔軟な革新者	発想力と好奇心にあふれるディベーター
ESTJ	現実的リーダー	責任感があり、チーム運営に強い
ESFJ	社交的オーガナイザー	協調性が高く、周囲をまとめるタイプ
ENFJ	魅力的リーダー	他者思いでカリスマ性がある
ENTJ	指導的エグゼクティブ	戦略的で成果重視、リーダーに向くタイプ

タイプ別の行動パターン・思考傾向

MBTIタイプごとに「得意な思考」や「行動の癖」が異なります。

• Eタイプ：人や活動からエネルギーを得る
• Iタイプ：一人時間や内省からエネルギーを得る
• Tタイプ：論理と結果を重視する
• Fタイプ：人間関係や価値観を重視する

また、Jタイプは計画的でゴール志向、Pタイプは柔軟で選択肢を広く持ちたがる傾向があります。

こうした違いを理解すると、「なぜあの人はああいう決め方をするのか」「なぜ自分はこういう場面が苦手なのか」といった疑問に、ある程度の説明がつくようになります。

企業の適性検査やキャリア相談の文脈でも、MBTIと同じ4軸を使った16タイプ診断が紹介されるケースが増えています。

16動物診断との照らし合わせ比較

16動物診断は、MBTIの理論を視覚的かつエンタメ寄りに理解するためのアレンジです。

対応関係のイメージとしては、以下のような形がよく見られます（これもあくまで一例です）。

MBTIタイプ	代表的な動物	性格イメージ
ENTJ	ライオン	リーダーシップ・決断力
ENFP	オウム	明るく社交的・創造的
INFJ	フクロウ	洞察力・理想主義
INFP	ウサギ	感受性・共感力
ISTJ	カメ	堅実・責任感
ESFP	イヌ	社交的・チームワーク重視

MBTIの「理論的な骨組み」を、動物のキャラクターを通して“感覚的なストーリー”として理解しやすくしているのが、16動物診断の位置づけだと考えると整理しやすくなります。

16動物診断とMBTI診断のタイプ別に見る相性と適職の傾向

16動物診断やMBTI診断は、性格タイプを知るだけでなく、相性や適職を考えるヒントとしても活用されています。

もちろん「これが絶対」というものではありませんが、関係性のクセや仕事の向き・不向きを言語化する手がかりにはなります。

ここでは、恋愛・友情・仕事の3つの観点から、ざっくりとした傾向を紹介します。

恋愛・友情で相性が良い組み合わせ

相性は、MBTIの「補完関係」や価値観のバランスによって生まれます。

自分と似たタイプ同士は安心感を持ちやすく、異なるタイプ同士は刺激や学びを与え合いやすい、というのがよく言われる傾向です。

たとえば一例としては、こんな組み合わせが挙げられます。

• ライオン（ENTJ）×ウサギ（INFP）
  　主導性と共感性のバランスが取れる、「引っ張る側」と「支える側」の関係になりやすい。

• オウム（ENFP）×カメ（ISTJ）
  　アイデア豊富な自由人と、堅実な現実派。お互いの足りない部分を補い合う関係。

• フクロウ（INFJ）×イヌ（ESFP）
  　内省的で洞察力のあるタイプと、場の空気を和ませるタイプ。感情面の理解が深まりやすい。

一方で、似すぎたタイプ同士（例：ライオン×ライオン）はリーダーシップがぶつかりやすかったり、どちらも決められないタイプ同士だと物事が進まなかったりもします。

「どちらが主導するか」「どこで歩み寄るか」を意識すると、同タイプ同士でもかなり関係が楽になります。

仕事で活かせる性格の強み

MBTIと16動物診断は、適職診断にも応用されています。

ここでは、よく紹介される傾向をわかりやすく並べてみます。

タイプ	動物例	向いている仕事	強み
ENTJ（ライオン）	経営者・プロデューサー	目標達成力・指導力
INFJ（フクロウ）	カウンセラー・教育職	洞察力・人の気持ちを理解する力
ENFP（オウム）	クリエイター・マーケター	発想力・社交性
ISFJ（コアラ）	看護・事務職	思いやり・チームワーク
INTJ（ワシ）	研究職・企画職	戦略的思考・論理性
ISFP（ウサギ）	デザイナー・アーティスト	美的感覚・感受性
ESTP（トラ）	営業・スポーツ・イベント職	行動力・瞬発力
ISTJ（カメ）	会計・管理職	責任感・正確さ

適職はあくまで「よくある傾向」の話であり、性格タイプと職種を1対1で結びつけることはできません。

ただ、自分のタイプを知ることで「なぜこの仕事は楽なのか／しんどいのか」を振り返る手がかりにはなり、自分らしい働き方を探すヒントになります。

タイプごとの注意ポイント

もちろん、どのタイプにも強みと弱点があります。

• ライオン型（ENTJ）
  　指導力が強い反面、相手の感情を見落としがち。

• ウサギ型（INFP）
  　優しさが行き過ぎると、自己犠牲や依存的な関係になりがち。

• トラ型（ESTP）
  　勢いはあるが、場当たり的になって長期的な計画を後回しにしやすい。

診断結果を「自分の性格を決めつけるラベル」にするのではなく、「自分のクセを自覚するための鏡」として使うのがおすすめです。

相性や職業の傾向も、“こういうパターンが多いらしい”くらいの温度感で参考にしましょう。

16動物診断とMBTI診断を上手に活かすコツと注意点

16動物診断やMBTI診断は、自分の性格を理解するのにとても役立ちますが、結果をどう受け止め、どう活かすかが何より重要です。

「当たっている・当たっていない」と盛り上がるだけで終わらせず、自己理解のスタート地点として使うと、日常や人間関係の見え方が変わってきます。

公式MBTIとの違いと信頼性の限界

まず押さえておきたいのは、16動物診断や無料のMBTIライク診断は、いずれも「公式MBTI」そのものではない、という点です。

• 公式MBTI
  　日本では「日本MBTI協会」が、認定ユーザー向けに正規の検査とフィードバックを提供。

• 無料の16タイプ診断や16Personalitiesなど
  　MBTIと同じ4軸・4文字表記を使っていますが、公式MBTIとは別の仕組みで動いているツールです。

診断サイトの多くは、公式MBTIを参考にしつつ独自にアレンジした「自己診断テスト」であり、厳密な心理検査とは位置づけが異なります。

学術的にみるとMBTI自体にも賛否があり、ビッグファイブなどのほうが研究蓄積は多い、といった議論もありますが、日常レベルの「自己理解ツール」としては広く使われている、という立ち位置です。

診断結果を鵜呑みにしない活用法

診断結果を“完全な正解”と思い込んでしまうと、自分の可能性を逆に狭めてしまうことがあります。
大事なのは、

「この結果は“自分の一部”を切り取ったスナップショットにすぎない」

と捉えることです。

たとえば、ライオン型（ENTJ）でも繊細で内省的な人はいますし、ウサギ型（INFP）でもリーダーとしてチームを率いる人はたくさんいます。

診断はあくまで「傾向を言語化するツール」であって、「自分のキャラを縛るルール」ではありません。

「当たっている部分」と「しっくりこない部分」を仕分けながら、

• 自分が楽にできている行動

• 無理して頑張っている行動

を見直すきっかけにするのが、一番ヘルシーな使い方です。

まとめ

ここまで「16動物診断とMBTI診断の違いとは？対応表でわかる性格タイプ一覧」というテーマで、両者の関係性と活用法を見てきました。

16動物診断は、MBTIライクな16タイプを「ライオン」「ウサギ」「フクロウ」などの動物に置き換えた派生診断です。

MBTIの理論をそのまま理解するのは少し難しくても、動物キャラとして表現することで、性格の違いや相性、適職の傾向が直感的にイメージしやすくなっています。

記事の要点まとめ

• 16動物診断は、MBTIとよく似た16性格タイプを「動物」で表現したエンタメ寄りの診断

• MBTI診断は、ユングのタイプ論をもとにした4軸×16タイプの自己理解メソッドで、日本MBTI協会などが公式情報を提供している

• 動物タイプごとに「リーダー型」「癒し型」「分析型」などの特徴があり、相性や適職の傾向もイメージしやすい

• ただし、動物の割り当てや解説はサイトによって異なり、科学的な精度を保証するものではない

• 診断結果は「自分を決めつけるラベル」ではなく、「自分を知るきっかけ」として柔らかく活用するのがコツ

どの診断も、あなたの中にある一面を切り取った「鏡」のようなものです。
一度結果を見て終わりにするのではなく、日常での行動や人との関わり方と照らし合わせながら、「なるほど、たしかにこういうところがあるな」「ここは結果と違うけれど自分の大事な部分だな」と、少しずつ自分なりの解釈を重ねていくことが、いちばん実りのある使い方です。

自分の動物タイプやMBTIタイプをきっかけに、楽しみつつ、じわじわと自己理解の解像度を上げていく。

そのプロセス自体が、けっこう面白い「性格探検」になっていきます。